その7

バイクが来て、少しずつだが仕事ができる環境も整ってきた。
しかし、電話も新聞もない。
ラジオやテレビは一部のお金持ちの家にはあるのだが、
一般の家庭にはそんなものはない。

まず、村人に「僕がいる」ということを知らせることから仕事が始まった。

村をバイクでビューんと走れば、嫌でもみんなの目に止まる。
「あれは誰だ?」
「日本人らしい。」
「何してるんだ?」
「さあ・・・。」

まずは知り合いになること。
少しずつ、知り合いの輪を広げていくこと。

しょぼいスペイン語をひっさげて、あちこちに出没した。

そのうち、カメラを持っていることが知られるようになり、
女の子の15才のお祝い、結婚式などに招待されるようになった。
もちろん、僕が目当てではなく、写真である。

が、それもまたいいだろう・・・。

村の人たち 1 お宅へ訪問編

村の人たち 2 パーティ編

村の人たち 3 番外編

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