村に到着して、下宿先の家族と挨拶を交わす。
何かしきりと話しかけてくれるのだけど、ほとんど何を言われているかわからない。
まあ、そのうち言葉にも慣れるだろう。
そして、この村には電気もガスも水道もない。
まあ、それもなんとかなるだろう。
しばらく一緒にお茶を飲んでいた現地職員の方が、
「じゃ、僕は帰るから、これから2年しっかり頑張ってね。」と言うと、さっと車に乗り込み、
ぶいいいぃぃぃぃぃ〜、と赤い土煙とともに目の前から去ってしまったのだった。
この瞬間の心細さは今でも忘れない。
これで完全に自分一人になったのだった。
しかし、僕の心を察知してくれた下宿先の家族は、明るく明るく振舞ってくれ、
なんだかんだと話しかけてくれる。
ほとんど通じないのだが・・・(笑
しかし、優しい人たちであった。 感謝。