トラックバスが止まった場所から30km、数時間かけて歩いて帰った村人がいた。
「日本人の女性が2人乗っていた。どうなったかはわからないよ。」と教えてくれた。
「ぬゎんだってぇぇぇぇ〜!!!」と僕とOちゃんは絶句した。

宿泊施設も何もない、田舎の村。
身の安全だってままならない。

「Oちゃん、助けに行こう。」「行きましょうShugoさん。」
僕とOちゃんは出発した。ぬかるんでオフロードバイクでさえも走れない道を・・・。
バイクを押し続けて、かろうじて乗れるところでは乗って。

そして、途中の村の、とっても優しい人の家に泊めてもらって、
ぬくぬくと過ごしていた彼女らを見つけ、無理やり僕の村まで連れ帰った。

悪路に苦しみながら、僕の家に到着したのは午前4時ごろ。
ぬかるんだ道をバイクを押して裸足で歩き続けた。
村の家族は心配して起きて待っていてくれたのだ・・・。

なのに、この女たちのこの笑顔!
はぁ〜、あんたたち、さすがだわ。
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