村には牛があちらこちらにいた。
腰骨が浮いて見えるほど痩せているのであるが、これで普通である。
自然の草を食べて生きている。
村人はメス牛のわずかなお乳を搾って飲んでいた。
また、お金持ちは村の郊外に数千頭単位で牛を放牧し、食肉用にしていた。
肉は硬くておいしくないのだが、100円も出せば数キロも買えた。
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